5月19日実習会レポート(後半)
実習会レポート後半です♪

人間も自然の一部なので、その生き物として備わっている感性をつかって、森に残す木を選んで行きます。
まず、中心にしたい木を1本好きな木を選んで、その木を中心に、釣ざおをまわして、半径4メートルの円(50㎡)のなかに入る木を、「残したい木」を選んでいきます
以前は、断面積合計の計算を基準に、残す木を選んでいましたが、今回からは、まず感性を使って、「好きだと感じる木、残したいと感じる木」を選んでいきます。ひとりでも、「好き、残したい」という意見が出た木はとりあえずは残す選択をしました。
残す木には、黄色いテープを巻いていきます。中心になる木には2重にテープを巻きました。

途中から、釣り竿をふる役を子供たちにも手伝ってもらいました。釣り竿の先端が触れた木はすべて選木をしていきます。
みんなの意見で残した木が適正な密度になっているかを、釣り竿に貼ってある早見表を見て、確認します。エリアのなかで、3番目に太い木の太さをもとに、早見表を見て確認をします。

地上から120センチ高さの胸高直径を計っていきます。3番目に太い木は、胸高直径が22センチでした。
早見表を見ると、、

20センチの場合は5本、24センチの場合は4本。この本数にプラスマイナス1本までの調整はOKなので、5本か、6本を残すのがよいかな、と相談をしました。
みんながテープを巻いていた木は、8本。ちょっと、多かったので、どうやって木を減らすかをみんなで相談しました。結果、もう一度、この木は残したい、と思う木のところに、みんなに立ってもらいました。不思議と、1本だけの木に、偏ることはなくて、それぞれが残したいと思う木のところにあらためて立つと、ちょうど5本の木が残ることになりました。
切ることになった木から、目印のテープを外しました。
これで適正密度になっている、ということになります。

さて、森本組では、以前の「計算による選木」から「感性による選木」への移行期なので、感性で選んだ木が、計算での適正密度である、胸高断面積35〜40㎡になっているのかどうかを、確認をしてみようということで、ふたたび、釣り竿をまわして、エリアに入っている木の胸高さ直径を計って、以前使っていた計算の表に書き込み、すでに選木は出来ているので、選んだ木の断面積を足してみました。

参加者さんに表への記入をしてもらい、いよいよ計算、、、
なんとなんと、作業前の断面積合計が76.6から、みんなの感性で選んだ木の残す木の断面積合計は、、35.6になりました!
すごい!!数字で見ても、ぴったりの適正密度になりました
ちょっとびっくり、感動〜
本数的には14本中、5本を残し9本を間伐しました。今回のエリアはヒノキ。
以前までは、エリアを、四角く区切って、それを四隅にヒモを張り巡らせて、ゾーンをつくる作業をしていましたが、これが斜面のところで平行をだしたり、なかなか大変な手間のかかる作業。今回からは、ロープを張って境界を作る作業も要らず、釣竿を振るだけでよくなって楽々!
はじめての釣り竿による選木で不安もありましたが、参加してくれた方からは、好評でした
以前は木に番号をふって、実感というよりは、ひたすら計算をして、出て来た数字に合わせて木を選んでいましたが、
今回は1本1本の木を、みんなが見たり触ったりして丁寧に見ていたことが印象的でした。
好きかどうかで選ぶのっていいね、ってみなさん言っていただいていました。
それから、残す木も、切る木に対しても、同じように大切にしている感じが持ててよかったというふうに、言っていただきました
1本1本の木に、ちゃんとかかわった、という満足感、納得感がある感じでした。
楽しいね〜いいね〜ってなってもう1ゾーンやりたいね、ということになったのですが、時間を見て、今回は1ゾーンで終了することにして、皮むきへ。
まずは、いのちの移し替えの儀式をしました。
吉野の林業家さんの間に伝わる方法だそうです。
代表として1本の木を選んで、その木の根もとにお米・お塩・お酒をぐるっと1周ふりまき、みんなで木を囲んでお祈りをしました。森にとっても、人にとっても、すべてにとって一番よいように、いのちが生かされて行きますように、、そして今日の作業が安全にできますように、、まさやのリードで、おいのりの時間を持ちました。
おいのりをした木をデモンストレーションをして、みんながそれを見ています。



水を元気よく吸い上げているようで、とても綺麗に皮が上のほうまでむけていきました。
木肌がきらきらひかっていて、参加者のみなさんも感動!でも、森本組のみんなも、半年以上ぶりに目にする木肌の美しさに、新鮮な感動を覚えていました。

思わず集まって来て、木に触れたくなります。

のりちゃんと一緒にのこぎりで切れ目を入れます。

切ることになった木を、きらめ樹(皮むき)しています。
今回はどの木もよく水をあげていて、すべての木がきれいに上のほうまで剥けていました。


思ったよりきらめ樹する木が多くてしっかり作業をした感じ。

道際ちかくに、コナラのあかちゃんが生えていました
どんぐりのなる木^^ちょっと嬉しくなります♪

きらめ樹を終えて、以前きらめ樹をして、明るくなった場所を見学してもらうため移動しました。ここは木を切り出しをしている場所です。草も、いろいろなのが生えて来ています。心無しか、みんな「地面がふかふかになって来てない??」って言っていました
これも、草が生えたり、おひさまが当たったりしている、効果でしょうか?地面が少しずつ良くなって来ているみたいです


釣ちゃんの紙芝居!どうやって森が元気になるのかが、きれいなかわいいイラストをともに分かりやすく楽しく描かれています♪

紙芝居の枠はこの森の木でのりちゃんが作ってくれました♪ヒノキがいい感じに黄色くなってきている。杉は白いままの木肌。
うしろに注目!花が咲いてるの〜♪なんにもなかったこの森でお花をバックに紙芝居!!嬉しい〜♪

まさやが巻貝の貝殻を見つけました。
ここは、以前棚田だった場所なので、田んぼに住んでいた貝なのでしょうか??

紙芝居のわくを、地面においたら、生えてきた草がまるでアートみたい♪絵になる〜♪

以前にきらめ樹した木の、ノコギリを入れた皮との境目に、苔がもふもふ生えていました!
なんだか、感動〜。いのちが芽生えてる感がなんとなく嬉しくなります

帰りに、のりちゃんが田んぼによってお仕事をしていました。
子供達はさっと、車から降りて、田んぼに興味津々の様子

のりちゃん家にもどって、シェアの時間。
みんなでひとりずつ、感想を言い合いました。
みんなでいろんなことを体験して、充実した1日でした!
来てくださったみなさん、ありがとうございました
また是非森に来てくださいね〜
(ミア)

人間も自然の一部なので、その生き物として備わっている感性をつかって、森に残す木を選んで行きます。
まず、中心にしたい木を1本好きな木を選んで、その木を中心に、釣ざおをまわして、半径4メートルの円(50㎡)のなかに入る木を、「残したい木」を選んでいきます

以前は、断面積合計の計算を基準に、残す木を選んでいましたが、今回からは、まず感性を使って、「好きだと感じる木、残したいと感じる木」を選んでいきます。ひとりでも、「好き、残したい」という意見が出た木はとりあえずは残す選択をしました。
残す木には、黄色いテープを巻いていきます。中心になる木には2重にテープを巻きました。

途中から、釣り竿をふる役を子供たちにも手伝ってもらいました。釣り竿の先端が触れた木はすべて選木をしていきます。
みんなの意見で残した木が適正な密度になっているかを、釣り竿に貼ってある早見表を見て、確認します。エリアのなかで、3番目に太い木の太さをもとに、早見表を見て確認をします。

地上から120センチ高さの胸高直径を計っていきます。3番目に太い木は、胸高直径が22センチでした。
早見表を見ると、、

20センチの場合は5本、24センチの場合は4本。この本数にプラスマイナス1本までの調整はOKなので、5本か、6本を残すのがよいかな、と相談をしました。
みんながテープを巻いていた木は、8本。ちょっと、多かったので、どうやって木を減らすかをみんなで相談しました。結果、もう一度、この木は残したい、と思う木のところに、みんなに立ってもらいました。不思議と、1本だけの木に、偏ることはなくて、それぞれが残したいと思う木のところにあらためて立つと、ちょうど5本の木が残ることになりました。
切ることになった木から、目印のテープを外しました。
これで適正密度になっている、ということになります。

さて、森本組では、以前の「計算による選木」から「感性による選木」への移行期なので、感性で選んだ木が、計算での適正密度である、胸高断面積35〜40㎡になっているのかどうかを、確認をしてみようということで、ふたたび、釣り竿をまわして、エリアに入っている木の胸高さ直径を計って、以前使っていた計算の表に書き込み、すでに選木は出来ているので、選んだ木の断面積を足してみました。

参加者さんに表への記入をしてもらい、いよいよ計算、、、
なんとなんと、作業前の断面積合計が76.6から、みんなの感性で選んだ木の残す木の断面積合計は、、35.6になりました!
すごい!!数字で見ても、ぴったりの適正密度になりました

ちょっとびっくり、感動〜

本数的には14本中、5本を残し9本を間伐しました。今回のエリアはヒノキ。
以前までは、エリアを、四角く区切って、それを四隅にヒモを張り巡らせて、ゾーンをつくる作業をしていましたが、これが斜面のところで平行をだしたり、なかなか大変な手間のかかる作業。今回からは、ロープを張って境界を作る作業も要らず、釣竿を振るだけでよくなって楽々!
はじめての釣り竿による選木で不安もありましたが、参加してくれた方からは、好評でした

以前は木に番号をふって、実感というよりは、ひたすら計算をして、出て来た数字に合わせて木を選んでいましたが、
今回は1本1本の木を、みんなが見たり触ったりして丁寧に見ていたことが印象的でした。
好きかどうかで選ぶのっていいね、ってみなさん言っていただいていました。
それから、残す木も、切る木に対しても、同じように大切にしている感じが持ててよかったというふうに、言っていただきました

1本1本の木に、ちゃんとかかわった、という満足感、納得感がある感じでした。
楽しいね〜いいね〜ってなってもう1ゾーンやりたいね、ということになったのですが、時間を見て、今回は1ゾーンで終了することにして、皮むきへ。
まずは、いのちの移し替えの儀式をしました。
吉野の林業家さんの間に伝わる方法だそうです。
代表として1本の木を選んで、その木の根もとにお米・お塩・お酒をぐるっと1周ふりまき、みんなで木を囲んでお祈りをしました。森にとっても、人にとっても、すべてにとって一番よいように、いのちが生かされて行きますように、、そして今日の作業が安全にできますように、、まさやのリードで、おいのりの時間を持ちました。
おいのりをした木をデモンストレーションをして、みんながそれを見ています。



水を元気よく吸い上げているようで、とても綺麗に皮が上のほうまでむけていきました。
木肌がきらきらひかっていて、参加者のみなさんも感動!でも、森本組のみんなも、半年以上ぶりに目にする木肌の美しさに、新鮮な感動を覚えていました。

思わず集まって来て、木に触れたくなります。

のりちゃんと一緒にのこぎりで切れ目を入れます。

切ることになった木を、きらめ樹(皮むき)しています。
今回はどの木もよく水をあげていて、すべての木がきれいに上のほうまで剥けていました。


思ったよりきらめ樹する木が多くてしっかり作業をした感じ。

道際ちかくに、コナラのあかちゃんが生えていました

どんぐりのなる木^^ちょっと嬉しくなります♪

きらめ樹を終えて、以前きらめ樹をして、明るくなった場所を見学してもらうため移動しました。ここは木を切り出しをしている場所です。草も、いろいろなのが生えて来ています。心無しか、みんな「地面がふかふかになって来てない??」って言っていました

これも、草が生えたり、おひさまが当たったりしている、効果でしょうか?地面が少しずつ良くなって来ているみたいです



釣ちゃんの紙芝居!どうやって森が元気になるのかが、きれいなかわいいイラストをともに分かりやすく楽しく描かれています♪

紙芝居の枠はこの森の木でのりちゃんが作ってくれました♪ヒノキがいい感じに黄色くなってきている。杉は白いままの木肌。
うしろに注目!花が咲いてるの〜♪なんにもなかったこの森でお花をバックに紙芝居!!嬉しい〜♪

まさやが巻貝の貝殻を見つけました。
ここは、以前棚田だった場所なので、田んぼに住んでいた貝なのでしょうか??

紙芝居のわくを、地面においたら、生えてきた草がまるでアートみたい♪絵になる〜♪

以前にきらめ樹した木の、ノコギリを入れた皮との境目に、苔がもふもふ生えていました!
なんだか、感動〜。いのちが芽生えてる感がなんとなく嬉しくなります


帰りに、のりちゃんが田んぼによってお仕事をしていました。
子供達はさっと、車から降りて、田んぼに興味津々の様子


のりちゃん家にもどって、シェアの時間。
みんなでひとりずつ、感想を言い合いました。
みんなでいろんなことを体験して、充実した1日でした!
来てくださったみなさん、ありがとうございました

また是非森に来てくださいね〜

(ミア)
by morimotogumi
| 2012-05-27 19:52
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